この記事の要点
- 銅線・電線は個人でも売れます。工事の余り・家電コード・古い配線など、少量でも買取対象。
- 価格は被覆を剥いた「ピカ線」が最高。被覆付きの「雑線」は銅率(銅の割合)で決まる。
- 被覆は少量なら剥かなくてOK。太い線が大量にあるときだけ剥く価値あり。燃やして剥くのは違法。
- 2026年6月から銅線の売却には本人確認(顔写真付き身分証)が必要。忘れると買取できない。
- 高く売るコツは「種類で分ける」「異物を外す」「まとめて持ち込む」の3つ。
銅線・電線は個人でも売れる?
売れます。電気工事の余り線、リフォームで出た古い配線、使わなくなった家電のコード、延長コードなど、家庭や個人事業で出る銅線・電線は買取対象です。「業者じゃないと相手にされないのでは」と思われがちですが、株式会社AMTでは個人のお客様からの少量持ち込みもお受けしています。
ただし2026年6月から、銅線を売るときは法律で本人確認が義務化されました(詳しくは後述)。身分証を持たずに行くと買取できないので、この点だけご注意ください。
電線の種類で買取価格はどう変わる?
電線の買取価格は、「被覆を剥いてあるか」と「電線全体に占める銅の割合(銅率)」で決まります。銅そのものの相場は毎日変動しますが、種類ごとの序列はおおむね次のとおりです。
| 種類 | 例 | 銅率の目安 | 価格の傾向 |
|---|---|---|---|
| ピカ線 | 被覆を剥いた光沢のある銅線(1.3mm以上が目安) | ほぼ100% | 最高値 |
| 太いケーブル | CVケーブル・CVTなど工事用の太線 | 60〜80% | 雑線の中で高値 |
| 屋内配線 | VVFケーブル・IV線(壁の中の配線) | 40〜70% | 中程度 |
| 家電コード | 延長コード・電源コード・ACアダプタの線 | 20〜40% | 低め |
| 通信線 | LANケーブル・電話線・同軸ケーブル | 10〜30% | もっとも低い |
※銅率は電線の太さ・構造で変わるため目安です。買取価格は銅相場(LME・銅建値)の変動と数量・状態で決まります。正確な金額は査定でご確認ください。
要するに「太い線ほど高く、細い線ほど安い」。同じ1kgでも、太いCVケーブルと細いLANケーブルでは大きな差が出ます。だからこそ、次に説明する「分別」が効いてきます。
被覆は剥いてから売ったほうが得?
少量なら剥かなくて大丈夫です。被覆を剥いてピカ線にすれば単価は上がりますが、手作業の剥線は時間がかかります。数kg程度の家電コードやVVFを剥いても、上がる金額より手間のほうが大きいのが実情です。
剥く価値があるのは、太い線(CVケーブル・IV線など)が数十kg以上まとまっているときです。この場合はピカ線にすることで買取総額がはっきり変わります。剥線機(ワイヤーストリッパー)があれば効率的です。
被覆を燃やして剥くのは絶対にNG
昔から「燃やせば簡単に銅だけ残る」と言われますが、これは違法です。廃棄物処理法で野焼きは禁止されており、罰則の対象になります。また、ビニール被覆を燃やすとダイオキシン類が発生し、近隣トラブルにもなります。
さらに、燃やした銅線は「焼け線」として査定が下がります。表面が酸化して黒くなり、ピカ線としては扱えなくなるためです。剥くならナイフか剥線機で、迷ったら被覆付きのままお持ちください。
個人が銅線を売るときに必要なものは?
顔写真付きの身分証明書が必要です。2026年6月1日から全面施行された「盗難特定金属製物品処分防止法(金属盗対策法)」により、銅線くずなどを買い取る業者は売主の本人確認と取引記録の保存が義務になりました。
- 個人の場合:運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど顔写真付き身分証
- 法人・事業者の場合:登記事項証明書などの法人確認書類+担当者の身分証
「面倒になった」と感じるかもしれませんが、これは盗んだ電線の換金を防ぐための制度で、正当に売る方にとっては安心して取引できる仕組みです。株式会社AMTは特定金属くず買受業の届出(静岡県公安委員会 第49260360号)を行ったうえで、法令に基づく本人確認を実施しています。制度の詳細は金属盗対策法の解説記事をご覧ください。
銅線を高く売るための分別のコツ
- 太い線と細い線を分ける:CVケーブルと家電コードを混ぜると「込み」で細い線基準の査定になりがち。袋を分けるだけで総額が変わります。
- プラグ・コネクタ・アダプタを外す:プラスチックや鉄が付いていると銅率が下がります。ハサミで切り落とすだけでOK。
- 被覆を剥いた線は別にする:ピカ線は最高値の品目。被覆付きと混ぜると損です。
- アルミ線を混ぜない:見た目が似た銀色の線はアルミの可能性。銅に混ざると査定が下がるので別袋に。
- まとめて持ち込む:少しずつ売るより、ある程度ためてから一度に持ち込むほうが効率的です。
どこで売れる?持ち込みと引き取り
金属スクラップ買取業者に持ち込むのが基本です。株式会社AMTは静岡県島田市を拠点に、全国から非鉄金属スクラップを買取しています。まとまった量があれば引き取りのご相談も可能です。少量の場合はまずお問い合わせフォームから品目と量をお知らせください。
よくある質問
Q. 電線が数kgしかありません。売れますか?
A. 買取対象です。ただし少量では金額も小さくなるため、他の金属(アルミサッシ・真鍮の蛇口・給湯器など)とまとめてのご相談をおすすめします。
Q. 被覆にサビや汚れがあっても大丈夫?
A. 大丈夫です。被覆の汚れは査定に影響しません。中の銅が焼けていたり緑青がひどい場合は品目が変わることがありますが、そのままお持ちください。
Q. 身分証を忘れたらどうなりますか?
A. 法律上、本人確認ができない場合は買取できません。お手数ですが、顔写真付き身分証を必ずご持参ください。
Q. 電線が本当に銅かどうか分かりません。
A. 切り口が赤茶色なら銅、銀白色ならアルミの可能性が高いです。判断が難しければ分けずにお持ちいただいて構いません。査定時にこちらで判別します。
まとめ|銅線は「分けて・剥かずに・身分証を持って」売る
銅線・電線は個人でも売れる立派な資源です。太い線と細い線を分け、少量なら被覆はそのまま、燃やさず、身分証を持参する——この4点を押さえれば、はじめてでも損なく売れます。
株式会社AMTは、銅線をはじめ非鉄金属スクラップを全国から買取り、中国・タイ・マレーシアなど海外への販路も持っています。査定は無料です。お問い合わせフォームまたはお電話(0547-39-3750/受付 月〜土 9:00–18:00)からお気軽にご相談ください。